【友達以上恋人未満】セフレ脱却の鍵-後編-
前回から“友達以上恋人未満、セフレ脱却の鍵”という事で、セフレから脱却するにはどうれば良いか？を書いております。
前編では、
・友達以上恋人未満は大きく分けて2種類+αある
・セフレにならない方法
・セフレの種類
を書かせて頂きましたので、今回の後編では
・セフレから恋人へのメカニズム
・タイプ別、セフレから恋人になる方法
について書かせて頂きます。
本日の内容は、あくまでも1つのケースとして捉えて頂きたいので、相手のタイプによって別の方法もありますよ、という事だけ先にお伝えしておきますね♪
①セフレから恋人へのメカニズム
└自分の“現在地”を把握して不足箇所を補おう
以前「感情のコントロールが恋愛を征する」というブログを書きました。
そこでも書いた“現在地”
それは、相手にとって今自分がどこにいるのかを理解する事です。
目的地があるのであれば、現在地が分からないと進みようがありません。
前編で私は、セフレには大きく分けて3種類あるという話しをしました。
⑴研究チーム型セフレ
⑵完全割り切り型セフレ
⑶責任放棄型セフレ
上記3種類です。
そして話しは少し変わりまして、私は過去に「相手に恋愛感情を抱いてもらうにはどうすればいいか？」というブログも書いています。
megumi-sato.hatenablog.com そこに、恋愛感情を抱いてもらう為に必要な事は
『エロス+尊敬』という事を書いています。
そのブログには書きませんでしたが、もう少し詳しくすると、エロス+尊敬以前に人は人と仲良くなるために『共感』というものを必要とします。
これがあってこそ、相手と徐々に仲良くなり、関係が深まっていくのです。
以上「セフレの種類」ならびに「恋愛に必要な条件」の事を踏まえて、人の関係性をセフレにフォーカスして図にしたものがありますので、こちらをご参照ください。
※矢印は全て書くと見難くなるので代表的なもののみ書いています
そしてこの表を見て、自分の現在地を確認し、では不足しているのはどこなのか？何を補えば良いのか？それは補う事が出来るのか？などを検討していく必要があるのです。
②タイプ別、セフレから恋人になる方法
└そもそもセフレから脱却するのは難しい。一筋縄ではいきません。
では、一体何をすれば良いのか？
もちろん相手がどの様な人物かにもよりますし、関係性の長さや深さの度合い、相手の環境によっても戦略は変わってきます。
ですが、どんな戦略よりも、どんなテクニックよりも、本来最も大切で一番の武器となるのは“真っ新で純粋な愛”です。
いや、笑わせようと思って書いているのではなく、本当に純度100%のよどみない愛が相手の心を刺す事が最も素晴らしい武器である事は覚えておいてください。
では、それを踏まえて各タイプ別の“一般論”アドバイスの第一歩目を書いていこうと思います。（絶対自分に必ず当てはまるというわけではないですからご注意くださいね。）
②-⑴研究チーム型セフレの場合
この2人の関係が、生粋の“研究チーム”であればある程、2人がお互い性について研究熱心であるという事が特徴です。
それはすなわち、会話の多くも性についての会話である事が多く、たまにやり取りするLINEも次回のセックスでお互いが試してみたい事にフォーカスした内容ばかりになると推察します。
なので、この関係の場合は、何はともあれ
セックス以外の会話をしてみよう！！！
が第一歩である事に、尽きます。
そりゃ、雑談ぐらいは普段もすると思いますが、気分転換でちょっと飲みに行ってみて深い話しをしたら分かり合える事が多すぎた、なんて事になったら最高です。元々性の話題としては共感を重ねてきた2人ですので、マッチする部分があれば進みもそこまで難しくないでしょう。
※研究チームは“チーム”なのでどちらか一方が自分の要求を次々に提案してくるのは、このパターンではなく⑵です。なので、研究チームの場合はセックスに対しても相手に対しても元々の感情が非常にポジティブである事が多いのです。
ただし、このパターンの2人の場合は、そもそもどちらかが恋人への昇格を望んでいる事自体が稀なので、レアケースではあると思います。
②-⑵完全割り切り型セフレの場合
⑴のタイプの2人も半分そうなのですが、知人からであれ友人かられあれ、セフレになる前は多少あったはずの“共感”の気持ちが、どんどん消えていくのがこのタイプのセフレ。
とにかく性的な欲求を満たすためだけに会い、それを満たしたら特に会話も無くサヨウナラ。
⑴の研究チームにすらならない場合は（研究チームもお互いのポジティブな同意があってこそ）、小さな事からまずはコツコツと積み重ねる事が重要です。
・短い時間の中で分かる相手の情報や言動への共感
・それに対する敬意の言葉と相手を褒める言葉
・自分の価値を提供
1⃣全く1mmも雑談すらない2人の場合は別の事から考え直す必要がありますが、多少雑談もするであろう前提で考えると、その少ない情報を切り取って共感し、相手の趣味や好みを研究し、自分もそれを好きになる事から始める事をお勧めします。
2⃣それに加えて、少ない言動の中から相手に敬意を払える出来事を見つけた場合はそれを称え、出来るだけ相手をノせる様にわざとらしくなく褒めていく事も大切です。（褒める時はわざとらしくならない様に、その言葉を信用してもらえるようにしましょう。信用と信頼については下記を参考にしてください。）
こうしてコツコツ共感していく事で、相手に自分の価値を伝えていき、徐々に相手からも共感を得られる様にする事が大切です。
そうなると、セフレ⑶になる事が出来るので、そこからステップアップに繋げられますし、場合によっては一気に恋人に昇格出来る事もあるでしょう。
しかし、そう簡単にはいかないのが⑵のセフレ関係。
共感で相手と仲良く出来るなら、とっくにやってるわ、という人も多いと思います。そういった場合も相手のタイプによってはまだ出来る事が残っている可能性があるので、一緒に戦略を練りましょう！
※何度も言うけど、一番大切なのは“真っ新で純粋な愛”ですよ。
②-⑶責任放棄型セフレの場合
最後は、責任放棄型セフレ、いわゆる“ハートフルセフレ”と呼ばれる関係です。 普段の連絡頻度や会う回数、会っている時間やデートで行く場所など、恋人となんら変わりはありません。
ただ1つ「付き合っている」という事実が無い事以外は…。
この場合、相手は“責任を放棄”して自由でいる事に重きを置いています。
①で示した図で見ると【尊敬】の欄が埋まっていないとこの様な関係になりやすい、という事なのです。
相手を尊敬し、大切に思い、唯一無二の存在だと思ったら、相手は自分の隣からいなくなって欲しくないと考えるので、その為の約束を交わします。
それが“付き合う事”です。
あなたにはいなくなって欲しく無いから、自分もいなくならないよ。
という約束です。
この感情や感覚はあまり明確に表現できるものではなく、その証拠に、このタイプのセフレ関係の人には『好きだなと思っていて付き合いたいなと元々思っていたんだけど、気づいたらこの関係になっていて、もう今更いいやって思ってる。』という人も多いからなのです。
このパターンの場合は、【尊敬】をしてもらい、唯一無二の存在だと相手に思ってもらい、約束を交わしてもらう前に、相手に“いいやこの関係で”と思われてしまったタイミングがあったという事です。そのまんまですね。
すなわち
・尊敬を勝ち取る事
・いいやこの関係で、と思っている事を撤回させる事
この2つがセフレ脱却のための第一歩であり全てなのです。
尊敬、についてはリサーチが必要です。
相手がどの様な人を尊敬し、どの様な人を大切に思うのか、という情報を入手し、自分がそれに当てはまるのか？そうなる事は出来るのか？から始めます。（これはテクニック論です）詳しくは先述のブログにて。
しかし、無理やり自分を捨てて相手に合わせるという事はナンセンスですので、理想はありのままの自分を自由に素直に出せた時に、相手にそれが伝わる事が一番です。
なので“真っ新で純粋な愛”なのです（しつこいですか）
真っ新で純粋な愛（愛なので、見返りを求めません）は相手の心を打つタイミングがあります。愛自体が尊敬に値するからです。
心を打つタイミングが、一緒にいる時なのか、大きなきっかけがあった時なのか、別れて何年も経ってからなのかは分かりません。
ですが、いずれ必ず相手の心を叩きます。
そのタイミングを“今”に合わせたい人は、少しテクニックも使わないとなりません。これが、「いいや、この関係で」と思われている事の撤回に繋がります。
相手のタイプによっても変わりますのであまり細かく書く事は出来ませんが、自分の価値が相手に伝わったと思ったところで、相手に問うという事です。シンプルです。
もしくは、インパクトのある出来事を意図的に起こします。
とはいえこのタイプのセフレの場合は、相手も自分も本当はお互いに恋愛感情を持っている場合もあります。
そして、恋愛感情を持っているのにそれに気が付かないでいる場合もあります（これは概ね男性に多い）
そういう時には別の“きっかけ”作りが必要なのです。
まとめると、責任放棄型セフレとの関係を恋人に進める場合は、相手のタイプと現在の環境を考慮した上で、相手からの尊敬を得て適切な態度と行動を示すという事がポイントであると言えます。
③まとめ
前編、後編と分かれましたが、今回は“セフレ脱却”について書かせて頂きました。割と曖昧な表現が多い内容になってしまったな、と思っておりますが、それだけ難しいのがセフレ脱却、という事なのです。
難しい恋愛も、セフレ脱却も、復縁も、一番大切な事は相手を知るという事です。相手を知って、情報を集め、その情報に沿って行動していく…。
まるで戦ですけど、実際戦みたいなもんです。
簡単な事では無いのです。
そしてどのセフレからの脱却でも、共通して重要な事は『今の関係と引き換えにステップアップする』という気持ちと覚悟です。
場合によってはセフレですらいられなくなる事もありますが、大きな何かを得るためには、時にリスクを背負う必要があるという事も覚えておいて欲しいです。
現在セフレ脱却を希望していて頑張っている人や、元カノや元カレと復縁したい方、元恋人とセックスしそうだけど断ったら嫌われそうだから悩んでる人、などは是非直接ご相談ください。
本気の方限定で（なんで本気の方限定、って言うかというと私が本気で向き合うからです。）、ご相談を承ります。
一緒に頑張りましょう♪
↓ココナラの恋愛カテゴリ1位のサービスはこちら↓
リピーターさん専用！急ぎの質問に回答します
私の恋愛相談を1度でも利用した事がある方を対象に、急ぎの質問に回答するサービスがあります。
佐藤が相談中、または待機していない時間帯にどうしても聞きたい事がある、という時にご利用頂くもので、ココナラでご相談者様からご依頼があって出品したサービスなのですが、なかなかご利用者様が増えていて、重要な役割を果たしている様なのです。
最近note経由のご相談もかなり増えてきたので、こちらでも紹介させて頂ければと思います。
一応ココナラに会員登録していない方の為にnoteにも有料化した同じサービスを受けられる様にしておきますが、これは出来るだけココナラからご依頼頂いた方がありがたいです。（そっちの方が気が付きやすいからという理由です。）そして、ココナラですとオプションも利用出来ます。
※仮にnoteでお受けした場合のオプションはサポート機能を利用してもらう事になると思います。
※noteでのみ恋愛相談をお受けした方がココナラで依頼してくださる場合は、分からないと回答出来ないので必ずお名前とnoteで相談している旨を名乗ってください。
↓noteで利用したい方は下記をご覧の上ご依頼ください。↓
それでは、良き恋愛ライフを♪
【友達以上恋人未満】セフレ脱却の鍵-前編-
世では今日も、友達以上恋人未満と呼ばれる人たちが数多く肩を並べて2人の時間を過ごしていると思います。
しかしこの、友達以上恋人未満、という関係…。
この関係の一番の罠は、“気づいたらいつの間にかそうなってた”という点。
今回は、この人間にしか起こりえない、グレーゾーンな関係、についてお話ししていこうと思います。
前編では
・友達以上恋人未満は大きく分けて2種類+αある
・セフレにならない方法
・セフレの種類
後編では
・セフレから恋人へのメカニズム
・タイプ別、セフレから恋人になる方法
を書いていこうと思います！
①友達以上恋人未満の種類
└2種類+α←このαになりたいよね
１：友達というより親友、何でも話せる関係性
２：会うと必ずセックスする、でも付き合ってはいない
α：もうすぐ恋人になる手前
簡単に言うとこの分け方。
１：友達というより親友、何でも話せる関係性
まるで兄弟の様な、親友の様な、本当に仲の良い関係。
毎日連絡を取り、2人で遊びにも行くし、複雑で重たい相談に乗る事もあれば乗ってもらう事もある。
相手の事は何でも知っていて、自分の事を自分以上に知っているのは相手だと感じる。
２：会うと必ずセックスする、でも付き合ってはいない
比較的定期的に会っていて、会うと必ずセックスする。
満足してはいるけれど、キスやセックスで愛情を感じた事は無い？
付き合っているかどうかの確認はしていないけど、記念日に一緒に過ごせたことが無いからやっぱり付き合ってはいない気がする。
α：もうすぐ恋人になる手前
デートの日が決まってから会うまでは何日も当日の事を考えて、お洒落したりどこに行くか考えたり、1日中浮足立ったまま過ごす。
会うと相手が本当に嬉しそうな顔をするから、自分も釣られて笑顔になってしまう。隣を歩いている時に手が触れちゃったけど、繋いで良いのかダメなのか分からなくてドキドキしたまま時間が過ぎていく。
大きく分けたらこの様な分け方になるでしょう。
そして本日その中でもクローズアップするのは
【２：会うと必ずセックスする、でも付き合ってはいない 】
この方々です。
いわゆる、セフレと呼ばれる関係性の事。
男性でも女性でも、この関係から脱却したい人は意外と多く、だけど脱却できないまま過ごす人が多いため、ここに切り込んでいきたいと思います。
②セフレにならない方法
└いつの間にか流される、流された先は脱出不可能な檻の中
大げさでしょうか。
しかし、今セフレから脱却したい人は皆さん、檻の中状態の心情なのではないでしょうか？
さて、セフレになってしまうシーンと、そもそもセフレにならずにするためにはどうすれば良いか、について書きたいと思います。
⑴流されて関係性が曖昧なままセックスしてしまった
関係性が曖昧、というのはつまり
「付き合いましょう」「分かりました」のやり取りが無い、という事です。
大人になると、この言葉が無いままお付き合いを始めているカップルもいるのは事実ですが、人によっては「付き合うまでではないけど、セックスはしたい」という欲望の元にこの関係を誘導する人もいますので、要注意です。
これに関しては、いわゆるネット記事や恋愛指南書に大いに賛成です。
そしてその出会い方で多いのは
・ナンパ
・マッチングアプリ（出会い系含む）
・友達の紹介
・同僚
が、ランキング2-5位の様です。
（複数のランキング集計を合算しましたので実数は割愛します）
あれ、1位は…？と思うかもしれませんが、安心してください。
“⑵”で書きますよ。
同僚を除くと、出会ってすぐにセックスしてしまっている、というのも特徴の様です。
この流れでセフレになる事を避けるために必要な事は
・付き合う、という言質が取れない場合はセックスしない
・付き合う？と聞く事が恥ずかしいのであれば、セックスしそうな場所に着いていかない
・未来の事を想像する
・仮にワンナイトがあったとしても、2回目以降は行かないか、行ってももう付き合うまでセックスしない
・近くなる前に相手を見極める
などがありますが、“自分の意志をしっかり持とう”というのがセフレにならない一番の方法です。
どこにでも書いてあるような事をサラッと書いて終わらせてますが、これ以外が無いからです。そしてこれは、どんなにしっかりお伝えしても、それでも流される人は流されるし、流されない人は流されないから不毛、というのもあります。
⑵元恋人と復縁したくて、セックスしてしまった
先ほどのランキングで伏せていた堂々の1位は『元カノ・元カレ』です。
相手の素性も知っていて、気心も知れていて、遠慮しなくて良い。
しかも相手は自分の事を好き、となった時にズルい人はセフレ候補にしようとする事があります。ランキングで1位になるぐらいなので、結構います。
私は復縁相談で今ずっとランキング1位なので、最近復縁のご相談が非常に多いです。
その相談の中でも、殆どのご相談者様には『会ってもセックスしちゃいかん』とお伝えしています。
例外はあるので『セックスしちゃってください』とお伝えする事もあるのですが、これは相手をしっかり分析した上で環境と状況と戦略を考えた上で提案する事なので、第三者の意見ではない意思決定でセックスしてしまうのはお勧め致しません。
というぐらい、多いんですね、元恋人がセフレになっているパターン。
・どんなに好きで復縁したくても、復縁が確定するまではセックスしない
・セックスしたら相手が自分を再び好きになってくれる、という事はほぼ無い
（セックスが理由で相手が戻ってくるなら、もうとっくに戻ってる。）
・自分の“相手に触りたい”という欲求を我慢する
・衝動的に行動しない
この辺が、元恋人がセフレになってしまうのを避ける方法です。
③セフレの種類
└セフレには、大きく分けて3種類ある！
これはあくまでも、自分は相手と恋人関係になりたいと思っているけど、相手がセフレを望んでいて、どのタイプなのか、という意味の3種類です。
⑴研究チーム型セフレ
とにかく、セックスというものに対する研究熱が高いセフレ。
どうしたら相手が喜ぶか、どうすると自分は気持ち良いと思うのか。
この研究を突き詰める為にセフレ関係を続けている人。
⑵のタイプと類似タイプと思われがちですが、こちらは“セックス”というものに対しての情熱度が高いので、相手の事も（セックスに関しては）かなり気遣いをし、喜ばせたいと思う点が異なります。そして、PDCAを回します笑
今回のテーマとは関係ありませんが、お互いこのタイプの場合は研究（？）がガンガン進むので、テクニックや知識や経験がどんどん増えていきます。
本当に研究チーム。
⑵完全割り切り型セフレ
自分がセックスしたい、という欲求のみを消化したいセフレ。
なので、現地集合現地解散がデフォルト。
出来るだけコスト（時間、お金、労力）をかけたくないと考えているから、時には場所も選ばない。
会っている時間が驚くほど短いというのも特徴。
このタイプはセフレも複数いる事が多いので、相手の情報をあまり覚えていない事も多く、情緒的な関係には絶対にしない様に配慮してくる。
セックスする目的で会う以外では、連絡も繋がりにくい。
⑶責任放棄型セフレ
ご飯も一緒に食べるし、映画にも行くし、遊園地だって行くし、時には旅行にだって行く。
2人っきりの時はイチャイチャもするし、一緒にいる時間も長時間。
あれ？じゃー、なんで付き合ってないんだっけ？
それは、相手が責任を放棄したいから。
一部では『ハートフルセフレ』なんて呼ばれているけど、敢えてネガティブな表現で、責任放棄型セフレとします。
このタイプは複数セフレがいる場合とそうでない場合に個体差があります。
④まとめ
さて、今日は『友達以上恋人未満、セフレ脱却の鍵-前編-』として書かせて頂きました。
後編では、セフレの状態からなんとかして恋人になるにはどうすれば良いのか、について書いていこうと思います。
先にお伝えしておくと、簡単ではありません！
だから、最初からセフレにならない様にしましょうね♪
現在セフレ脱却を希望していて頑張っている人や、元カノや元カレと復縁したい方、元恋人とセックスしそうだけど断ったら嫌われそうだから悩んでる人、などは是非直接ご相談ください。
もちろん、親友になってしまっていて悩んでいる方もOKです。
本気の方限定で（なんで本気の方限定、って言うかというと私が本気で向き合うからです。）、ご相談を承ります。
セフレ脱却には、しっかりした戦略とそれをやり抜く気合が必要です。
一緒に頑張りましょう♪
↓ココナラの恋愛カテゴリ1位のサービスはこちら↓
↓おかげさまで復縁カテゴリでも1位キープ中です。復縁希望の方はこちら↓
信頼の構築【恋人/夫婦/人間関係】信じるって何？
先日ご相談者様とお話ししていて、立て続けに“信頼”の話しになりました。
仕事の同僚や上司部下、友達関係、恋人や夫婦関係においても重要な“信頼”とはどのように築いていくものなのか。
人それぞれの価値観や経験はあると思いますが、本日は私なりに“信頼”を因数分解したいと思います。自分が誰かに信頼されたい時、誰かを信頼したい時、そんな時に参考にしてください。
（大事な話しだと思ったので、今日本当はセフレ脱却のブログを書こうと思ってたんですが、こっちに変えました！セフレ脱却のブログは次回までお待ちください…！←ご相談者様に書くと宣言してしまったのでご報告）
①信用と信頼の違い
└信頼は、信用の積み重ね
似た様な言葉で、似た様な意味を表す言葉だと思われやすいので、同じだと思っている方ももしかしていらっしゃるかも？なこの言葉。
信用→これまでの実績や成果に対して、信じるに足るかどうか
信頼→信用の積み重ねとその人の振る舞いなどから、未来の事に対して期待出来るかどうか
ざっくりですが、この様な違いがあります。
つまり、信用は最短だと出会ってすぐに出来るけど、信頼は時間が経過しないと得ることが出来ないものなんですね。
②信頼は誠意の先にある：自分が信頼されたい時
└信用の積み重ねと誠意が大切
さて、では信頼を得るにはどうすれば良いか書いていこうと思います。
人間は言葉が無いと相手の気持ちを理解する事が出来ません。
しかし、コミュニケーションの9割は非言語（言葉以外）で成り立っていると言われています。
話し方、目線、態度、声、表情などです。
それなのに、多くの人は言葉を重視します。
何故でしょうか？
一番、分かり易いからです。
凄く面倒そうに「分かったよ。明日から毎日電話するよ。」と彼氏が言っても、（本当？凄くめんどくさそうにしてるけど。）と疑うと思います。
だけど、“でも、毎日電話するよ。って言ってくれたし。”と言葉を信じようとします。（＝信頼したいと期待する）
そしてその後、彼氏が本当に毎日電話をしてくれるか確認し、その言葉が本当だったかジャッジするのです。
つまり人が“言葉”を本当の意味で信じるタイミングは言葉が発せられたその瞬間では無いという事です。
万が一、毎日電話が出来なかった場合“信用出来ない事をした”と感じ、その結果、次の言動への信頼度が下がるという事です。
まさしく、オオカミ少年の話しです。
誰かが「このドラマ面白いよ。」と言った事に対して、「何それめっちゃおもしろそーーう♪観たいみたい！」と楽しそうに反応する事は誰でも出来ます。
しかし、その後1ヶ月経って聞いても「ごめん、まだ観て無い。」と答え、ドラマが終わった後に聞いても「結局観て無いわ…。」となった場合、相手は（観たいみたい！と言ってた割には、そこまで観たいわけじゃなかったんだな。もしくは、観たいって嘘だったのかな。）と思う様になります。
それが何度も続くと、（あの人の言ってる事って信用出来ないな。）となり、そのまま信頼されなくなってしまうのです。
これが、信用の積み重ねです。
（例では失ってるけど）
そして、信頼されるには信用の積み重ね（＝出来事に対する誠意）だけではなく、相手自体への誠意や普段の立ち振る舞いなども考慮されます。
なので、誰かとコミュニケーションをとる時には、出来るだけ誠意のあるコミュニケーションを取った方が信頼されやすいです。
その一例としては、相手とのコミュニケーションに対するスピード感です。
届いた連絡（着信/LINE/メールなど）に、気が付いた時点ですぐに応答する事は相手への誠意です。
一回後回しにする、というのは状況にもよりますが、状況が分からない相手からすると誠意のある行動とは言えません。
人間は、すぐに応答してくれた相手に誠意を感じるものなのです。
ですので、信頼を得たい相手にはなるべく早めに応答する様にしましょう。
e.g.)忙しい時間帯に連絡があった→◎一度すぐに応答する→★後からきちんと改めて返信する
e.g.)注意された→◎一度すぐに謝る（非がある場合は）→改めて内容を確認して今後の振る舞いについて見直し、必要であれば注意してくれた相手に再度連絡をする→★その後改善する
◎の箇所が相手に対する誠意
★の箇所がその出来事に対する誠意
ただ、この誠意という点については人の価値観やタイプによっては不要な場合もあります。
不要な場合もあるけれど、相手がどう考えているか分からない以上は気を付けておいた方がベターなのです。
③結局、信頼するとはどういう事なのか？：自分が信頼したい時
└信じるって覚悟を決めること
覚悟って言葉好きだなぁ、私は。
信用を積み重ね、相手にも誠意を持って対応し、その結果多くの人から信頼されている人というのはいらっしゃいます。
反対に、それが出来なくて信頼されにくい人もいらっしゃいます。
例えそれが誤解であっても。
人間は難しい生き物で、誤解もするし誤解も与えるし、相手の全てを信じる（信頼する）というのはとてもとても難しい事なのです。
相手の過去を知ったり
相手といざこざがあったり
裏切られた事があったり
噂話を聞いたり
相手が誠意を持って対応していたとしても、信頼出来なくなってしまうケースは必ずあります。
信じるってなんでしょう？
ご相談者様からも良く言われます
「彼女の事を信じることが出来ません。」
「彼の言ってる事を信じることが出来ません。」
「部下の事を信じることが出来ません。」
本当の意味で100%相手を信じている人はいるのでしょうか？
いますね、います、いるんですけど、多くは無いと思います。（主観）
だけど、なんとなく不安な気持ちもあるけど、どうしても相手を信じたい時、信じた方が良い時、じゃあどうしましょうか？
毎日の出来事を全て共有しますか？
今からする仕事を事細かに逐一報告させますか？
怪しいと思ったら問い詰めますか？
気にせず、見てみぬ振りをしますか？
何かを知る機会があったら走って逃げますか？
きっと、そうではないですよね。
これを考える時点で信頼してないですものね。
『万が一自分にデメリットが起きたとしても、傷ついたとしても、それを許容する』
これを私は相手を信頼する、という事だと思っています。
あくまでも私の中の定義です。
ここまでの覚悟が出来れば、人を信頼する事が出来ると思います。
ある意味、相手ではなく自分を信じるという事になりますね。
④まとめ
今日は、「信頼」というものにフォーカスしてを書ブログきました。
自分が誰かに信頼して欲しい時、相手を信頼したい時、それぞれのマインドについて触れたので、参考にして頂ければと思います。
恋人との関係や夫婦関係、友達関係や会社の人間関係、改善したい関係性は人それぞれあると思いますが、“先に自分から”信頼を得ようとする事をお勧めします。
その他にも、お相手の攻略法やタイプ診断も、愛着スタイルや脳科学、心理学などを利用して日々紐解いておりますので、難しい人間関係で悩んでいる方はご相談にいらしてみてください♪
↓ココナラの恋愛カテゴリ1位のサービスはこちら↓
↓おかげさまで復縁カテゴリでも1位キープ中です。復縁希望の方はこちら↓
↓恋愛感情が絡まない人間関係の改善アドバイスはこちら↓
まとめ：第四章【不協和音】
- 登場人物
- 恋愛心理解説まとめ
- ◆音楽にもかなり詳しいから私と凄く気が合った。
- ◆もう、clanの前を通らない様にしよう。
- ◆このままいけば私はちゃんと成ちゃんを忘れて、新しい恋愛に向き合える、と思っていた。
- ◆本人が誘って来たら速攻受け入れ態勢か！
- ◆で、俺と麻衣はこの後2人でどこに行く？
- ◆覚えのある成ちゃんのたばこのニオイ。
- ◆私は何故か昔から、年上にかわいがってもらえる。
- ◆好きだって言い続ければいつか成ちゃんが振り向いてくれるんじゃないか？
- ◆なんとなく成ちゃんの話しは出来ない…。
- ◆そんな話しもそんな素振りも全く見えなかったけど…。
- ◆彼女と別れさせたようなもんだし、もう付き合う事になるって思うよね…。
- ◆これまでの話しの流れと全く関係無いように聞こえるから、きっとそのバイトの子がアヒル口なのかな、と察した。
- ◆貴くんに告白されて、『ありがとう。私と付き合ってください。』と答えた。
- ◆彼氏が出来たと報告しよう。報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない
- ◆本当は私を面倒で、一緒にいたくないと、友達としてさえ思ってくれてなかったんだ
登場人物
主人公：渡瀬麻衣（21）元気で明るく、夢を持つ女の子
元バイト先の先輩：君嶋成（25）麻衣が一目惚れした先輩、癖のある性格
友人：高橋正子（21）しっかり者で麻衣と由美のお姉さんの様な存在
友人：尾幡由美（21）麻衣と由美の親友、テンション高め、元気過ぎてたまに暴走する
元バイト先の先輩：米倉美樹（31）麻衣のバイト先での親友、男女問わず好かれる人気者
元バイト先の先輩：大森浩平（24）麻衣のバイト先の先輩、麻衣と仲良し
元バイト先の先輩：林順一郎（26）麻衣のバイト先でのトレーナー、皆から頼られていて影でのあだ名が“父”
イベントで出会ったDJ：貴くん（22）：麻衣の事を好き
小料理屋「由利」
ママ：伴良子：とても明るく元気で、すごい美人。年齢は…若く見えるけど、いくつなのか不明
井原さん：良く話しを聞くと、麻衣と同じ中学の先輩だった常連さん
瀬能さん：店の近所に住んでいる、ママの恋人との噂
原さん：店の近所に住んでいる元気の良いおばちゃん
三木本さん：井原さんの彼女
元バイト先の新しく入ったバイトの子：藤原智花（19）
恋愛心理解説まとめ
◆音楽にもかなり詳しいから私と凄く気が合った。
└第一章にも書きましたが、私は恋愛感情を『エロス＋尊敬』と定義しているのですが、そもそもそれ以前に必要なのが“共感”です。
これは、恋愛以前の関係性＝友達になるために必要な最低限の条件とも言えます。
この“共感”は2人にとって限定的で狭い分野になればなるほど親密度が増していきます。
その為、『2人だけの秘密』は効果が高いのです。
特別感を感じる上に、これがあると会話もしやすいです。
これを、クロージング効果、と言います。
◆もう、clanの前を通らない様にしよう。
└文章の前をお読み頂くとお分かりいただけるように、数秒前に『どうしてもclanの前に行ってしまう。』と言っていた麻衣が、最終的にclanの前を通らない様にしよう、と決意しています。
このぐらい、人の気持ちは変わりやすいです。
変わりやすいというよりも、フラフラします。
1度決めた事を割とすぐに覆す、というのも良くある話しです。
仕事では自分を貫き通している人が、恋愛になると一気にフラフラになる、なんていうのはザラです。
恋愛相談カウンセラーとしては、決めた事を貫き通せる人の方が恋愛を叶えやすい、とお伝えしておきます。
◆このままいけば私はちゃんと成ちゃんを忘れて、新しい恋愛に向き合える、と思っていた。
└やはり、相手への恋愛感情を忘れるために必要な事は、物理的に距離を置く事です。特に女性は。
じゃ、男性（脳）はどうなんでしょう？
と、申しますと、基本的に男性は相手に会っていない方が相手への恋愛感情を募らせてしまう傾向があります。
勝手に色々考えちゃうんですかね。
では、男性はどうやって恋愛感情を忘れれば良いのでしょうか？
それは、新しい恋愛をして、“忘れた振り”をするしかないのです…。
（これぞ、名前を付けて保存、の極意ですね。）
◆本人が誘って来たら速攻受け入れ態勢か！
└前回、女性（脳）が恋を忘れるには物理的距離を、と言いましたが、やはり本人との直接のコンタクト程強いものはありません。
皆さんも、相手を忘れようと思った時や、もう感情的にならない様にしようと思った時程、相手に直接関わってしまうと思った通りにコントロール出来ない経験があると思います。
なので、やはり電話がかかってきても出ない、折り返しはしないで最低限のマナーとしてメールやLINEで電話の理由を尋ねる、などにした方が感情は抑えられると思います。
時間を少し置いてからアクションする事も、お勧めです。
◆で、俺と麻衣はこの後2人でどこに行く？
└相手が油断している時に、突然2人っきりになる誘いをするというのは、なかなかのテクニックです。
しかも本文に描写はないですが、貴くんはこの時初めて麻衣を呼び捨てにしています。
突然の誘いを突然の呼び捨てでする、貴くんはなかなかのやり手だと思います。
男性の皆さんも、女性を誘いたい時で自信がある時（ここ重要）は、予想外のタイミングで複数の予想外を利用してみてください。
大抵は相手をドキっとさせる事が出来ますよ。
◆覚えのある成ちゃんのたばこのニオイ。
└ヒトはニオイで記憶を呼び起こしやすいです。
それは、脳の嗅覚野が感情に関する扁桃体や記憶に関する海馬、といった脳の他の部位とつながっているからです。
これをプルースト効果と言います。
2020年現在流行っている、『香水』という曲の歌詞に出てくる描写も、この事を指してますよね。
◆私は何故か昔から、年上にかわいがってもらえる。
└男女問わず、年上から可愛がられやすい人の特徴は
・素直
・元気
・ある程度気を使わない
・常識はある
・笑顔
・おねだり上手
上記の様なものがあると思います。
今後年上に好かれたいと思う事があったら、参考にしてみてください。
少しワガママな方が、好かれたりするので不思議ですね。（これは好意の返報性が関係しています。）
◆好きだって言い続ければいつか成ちゃんが振り向いてくれるんじゃないか？
└好きだと言い続けたら、いつか相手が振り向いてくれるのか。
この疑問を抱く人は多いと思いますが、これには性別（脳）が関係していると考えられます。
・女性の場合、多くのパターンでは好きだと言い続けて相手が振り向いてくれる可能性は極めて低いでしょう。
・男性の場合、多くのパターンでは、好きだと言い続ける事によって相手が振り向いてくれる可能性は段々高まります。
これは、男性が原始時代から狩猟で家族を守ってきたことが由来すると言われています。なるべく男性には狩猟本能による“女性を狩る”という行為をさせてあげた方が良い、という事ですね。
しかし、最近はそういう男性ばかりではないのを恋愛相談を承っていると本当に感じるので、相手がどの様な人なのか/自分がどんな人間かはしっかり見極めましょう。
◆なんとなく成ちゃんの話しは出来ない…。
└良い感じの異性や好きな異性を落とす時に、“嫉妬心”を煽る為に別の異性の影を見せた方が良い、とノウハウ本や記事に書いてある事があると思います。
あながち間違ってはいないのですが、正直多くのお相手の場合は逆効果である事が多いです。実際、恋愛相談の中でこの質問を受けた時に『嫉妬心煽った方が良いですね。』と助言した事が私はこれまで1度しかありません。ほとんどの場合『絶対やらないでください。厳禁です！』という助言になっています。
相手がどの様なタイプなのか、現状がどの様な関係性なのか、などを全て考慮した上で、嫉妬心を煽る行動を取るべきかを判断しましょう。
◆そんな話しもそんな素振りも全く見えなかったけど…。
└今にも別れそうな恋人がいる場合、その恋人との関係を清算せずに他の人に告白する人は、実は一定数います。
理由の多くは下記です。
・恋人に関心がないのでフェードアウトしようとしている
・告白がうまくいったら別れようとしている
・恋人を振られた時の保険にしている
・別れたいけど相手が了承してくれなくて困っている
・別れる予定だったけど気持ちが高まって先に告白してしまった
いずれにしてもあまり良い状態とは言えません。
少し人間関係がだらしないイメージになってしまうので、自分はその様な事をしないように心がけましょう。
万が一、今回の麻衣の様に告白した相手がその事実を知ってしまったら、高確率で幻滅されます。
◆彼女と別れさせたようなもんだし、もう付き合う事になるって思うよね…。
└何かを得るための条件を提示された場合、言わずもがな、その条件をクリアすればそれを得る事が出来ると思います。いわゆる暗黙の了解です。
この場合、いくら由美が勝手に送ったメールだったとしても、貴の立場になって考えると、“別れたら付き合える”と飛躍して受け取る可能性がある事は考えてから言わないとなりません。
例えこちら（由美）が、“最低限告白する時のマナーでしょ”という意味でメールをしたのだとしても…。
◆これまでの話しの流れと全く関係無いように聞こえるから、きっとそのバイトの子がアヒル口なのかな、と察した。
└ヒトが突然新しい話題を出して来た時は、その前の話しに関連しているか、頭にその話題が突然浮かんだか、という事になると思います。
そして、頭にその話題が浮かんだ時は
・思い出すきっかけがあった
・ずっとその話しをしようと思っていた
主に上記が考えられます。
今回の場合、『アヒル口ってかわいいよね』をずっと話そうと思っていたという理由もメリットもありませんので、『思い出すきっかけがあった』という事になります。となると、前の話しに関連しているか、思い出すきっかけがあったかのいずれかです。であれば、成ちゃんがたまたま関連する何かを目撃したとかでない限り、思い出すきっかけも映画の話しである可能性は高いのです。つまり、映画を一緒に観に行った相手がアヒル口と考えるのは、あながち間違いではないのです。
※ただし、事実確認が出来ていない事は、あくまで憶測ですよ。
◆貴くんに告白されて、『ありがとう。私と付き合ってください。』と答えた。
└不安になりやすい人は、自分と相手の関係性が危機に晒されていると感じると、“アタッチメントシステム”というスイッチがオンになります。
（何度か私が恋愛ブログで書いている内容です。）
オンになるメカニズムと、オンになった時の感情の移り変わりや起こしやすい行動については別のブログを読んで頂くとして、“起こしやすい行動”の1つは【別の人で不安を紛らわす】という行動です。
その為、不安傾向の強い人は、浮気しやすく、別れた後も次の相手（本気の）が見つかると前の恋愛相手の事を一切気にしなくなります。
次の本気相手が見つかるまでは、心身が荒れて大変なんですけどね。
◆彼氏が出来たと報告しよう。報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない
└自分が相手を好きだという認識があるのに、その相手に他の異性の話しをする事は、十中八九“試し行動”です。
報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない、と麻衣は言っていますが、その“何か”で潜在的に期待している事は、その事実に成ちゃんが嫉妬し、自分に気持ちを向けてくれるという結末です。
試し行動をして良い結果がついてくる事は、恋人同士の関係性で相手が試し行動に寛容である場合などでない限り、概ね失敗します。
大変リスクが高い行為なので、この様な事が頭に浮かんだ際は打ち消す事が出来る事が理想です。
◆本当は私を面倒で、一緒にいたくないと、友達としてさえ思ってくれてなかったんだ
└この様に（麻衣から見ると）酷い事をされた場合、上記の様に考えてしまうのはおかしな事ではありません。
しかし、君嶋は本当に麻衣を面倒で嫌な存在だと思っていたでしょうか？
答えは、『No』です。
本当に嫌で面倒な存在だった場合は、深夜に車で送って行く事も、定期的に連絡をしてくる事も、ましてや深夜にドライブに誘う事もありえません。
特に男性の価値観の中には“いかに多くの女性にモテているか”が一定のステータスを示す部分がある人が多いのが事実です。（もちろん全員ではありません。）
なので、君嶋は麻衣に好かれている事をまんざらでもなかったし、かわいい妹の様な存在を側に置いておきたかったと思います。
その一方で、智花という女性が現れ、君嶋は智花に好意を持ってしまいます。すると、“俺はモテている”という事を間接的に自慢し、相手の興味をひこうと思ったと考えられます。“麻衣にしつこく迫られている”事を智花に伝える事で、自分の価値を高めようと思ったという事です。
この様な事をする男性は実は多いのですが（モテ自慢の他にも年収自慢や権力自慢など）、自分の言動を言語化出来る人は多く無いので、『自慢する事で自分の価値を高め、相手に好意を持ってもらう』という事を明確に考えながらやる人はあまりいないでしょう。
そこが、難しいところです。
不協和音：10
貴くんと付き合い始めてしまった。
付き合い始めて、1週間が経った。
私は、貴くんの誘いや正子の電話、由美からのメールに、ただ流されて過ごしていた。
誘われたら行くし、電話が来れば出るし、メールでは聞かれた事には返信する。
これが正解だったのかは分からない。
成ちゃんだって、バイトの子に誘われて、ただ映画を観に行っただけかもしれないのに、まるで当てつけみたいに私は貴くんと付き合い始めて、一体自分が何をしようとしているのか…。
だけど、貴くんと付き合って、貴くんともっと仲良くなれたら、成ちゃんの事を忘れる未来もあるかもしれない。
ふと、ケータイを見ながら、通う様になってから1週間以上「由利」に行ってないのは初めてだと気が付いた。
（行って、ママにも成ちゃんにも、①彼氏が出来たと報告しよう。報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない。）
気まぐれに、突然「由利」に向かう事にした。
中に入ると常連の瀬能さんだけがカウンターで飲んでいて、他はあまり見かけない人達だった。ママと成ちゃんに「いらっしゃい。」と言われて席に着く。
どうやら、私が由利に行った時間が遅かったようで、井原さん達はもうとっくに帰ってしまっていた様だ。
「今日、ママに報告があるんです。」
私は意を決してママに話し掛ける。
成ちゃんは、横で皿を洗っていた。
店内には音楽が流れていて、お客さんの話し声も聞こえるし、ママが注文の準備をしている音も聞こえるのに、私には成ちゃんがお皿を洗っているカチャカチャという音だけが大きく聞こえていた。
「ママ、私彼氏が出来たんだけど。」
「えー！！！！！うそーーー！！おめでとう！！！！」
明るくて優しいママは、嬉しそうに笑いながら、カウンター前まで出てきてくれて、ハグをしてくれた。
成ちゃんは何も言わずにそのまま皿を洗ってた。
瀬能さんも、「ちょっと久しぶりに来たなと思ったら、良い話しだな。」と笑ってくれた。
その後少しして、皿を洗い終わった成ちゃんが私のグラスにお酒が残っていないのを見て、何も言わずに私がいつも注文する梅サワーを持ってきてくれた。「これで良い？」と。
言い終わって、スッキリしたのかしてないのか、吹っ切れているのか、全く分からない。
結局その日は何度も瀬能さんに「めでたいから歌え！」とカラオケを勧められ、何度も歌を歌う事になりつつ、楽しい時間を過ごした。
そして、成ちゃんのバイトが終わる時間になると、いつもの様にママ達に挨拶をして、成ちゃんと私は店を出た。
いつもの様に自転車を車に乗せ、いつもの様に私は助手席に乗る。
いつもの様に成ちゃんが運転席に座って、車を出すぞ、という瞬間。
「やばい、俺やらなくちゃいけない事、し忘れた。ちょっとだけ待ってて！すぐ戻る。」
そう言って、成ちゃんが勢いよく車を降りて、走って由利に戻ってしまった。
手持ち無沙汰にしていると、成ちゃんのケータイが目に入った。
途中だったのか、ケータイを開いたまま、しかもメール送信画面を放置している様に見える。
（なんだろう…。見たい…。見たくなってしまう…。）
気になったけど、流石にそれは人としてやってはいけない、と思い、ぐっと我満した。
でも気になる。
成ちゃんはやる事があるって言ってたから、すぐすぐ戻ってくるわけじゃなさそう…。
ついに、欲に勝てず、ケータイを触らずに画面だけ覗き込む事にした。
すると、画面に[お疲れ様]という言葉があり、差出人は[智花]となっていた。
私の心臓が、一気に跳ね上がった。
（智花って誰…？）（先週言ってた、バイトの子…？）
気になる気持ちを抑える事が出来ず、そのままケータイを手に取ってしまった。そして、メールの受信履歴と送信履歴を確認して、私は息が出来なくなった。
[渡瀬来た。でも、彼氏が出来たんだって。]
[良かったね！解放されて。]
[良かった！]
[お疲れ様]
私は、今までで一番手の震えが止まらない状態になって、そのままケータイを元にあった位置に戻した。
[良かったね！解放されて。]
という文章が頭で100回ぐらいリフレインしている。
成ちゃんは、本気で私を面倒だと思ってたんだ。
それを、良い感じの女の子に話してたって事だ…。
さっき、意を決して話した彼氏が出来たという告白を、ほっとした気持ちで聞いてたんだ。
人生で、一度も味わった事が無い気持ちになった。
最初に振られた時の、何倍も嫌な気分で、だけど、車に乗っている以上、泣く事も許されない。
傷つく、というのはこういう事を言うんだ、と。
その後、成ちゃんが車に戻ってきた。
「ふ～～～。お待たせ～！よし、行くか～～。」
いつもの成ちゃんだった。
嘘つき
楽しく喋ってるのも、全部嘘なんだ
②本当は私を面倒で、一緒にいたくないと、友達としてさえ思ってくれてなかったんだ、と
成ちゃんがいつものドライブコースに車を走らせようとしたのを感じて、
「ごめん、今日は、は…早く、帰らないといけないから。」
と、ドライブを断った。
帰宅後、またしても私は暫く寝れなかった。
ずっと頭の中を、2人のメールのやり取りがぐるぐるしていた。
そして私は「由利」に行かなくなり、1ヶ月が経った。
そのぐらいの時期に、成ちゃんがclanのバイトの子と付き合い始めたという話しを耳にした。
もう、メールを見たショックがあったので覚悟はできていたけど、『やっぱりな』という気持ちで頭の中が支配された。
私は少しやけくそになって、成ちゃんの彼女を見てみたいと思ってしまった。
そう、今私は彼氏がいるし、なんなら成ちゃんより先に恋人が出来たのは私だ。わざわざこんなに落ち込む必要なんてない。堂々とclanで久しぶりにごはんを食べようじゃないか。
何も知らない「由利」の常連、原さんを誘って久しぶりにclanのランチ。
注文をしながら店内を見渡しても、それっぽい人は見当たらない。
時間の当たりをつけたのを、間違えたかな？と思った。
そもそも、今日は曜日的に成ちゃんはいないはずなんだけど…。
食事を終えて、原さんと「満足だねー」という話しをしていた時、デザートを運んできてくれたスタッフさんを見上げると、見た事が無い人だった。
ネームプレートに『藤原智花』と書かれていて、私は一気に笑顔が引っ込んだ。
ボーイッシュなショートヘアに大きい目と、アヒル口がかわいらしい、でもしっかりした印象の人だった。
そして、その子の左手の薬指に、彼女の印象とは違う、少しゴツ目の指輪が光った。
[良かったね！解放されて。]
というメールを思い出し、私は3年近くに渡る自分の片想いをこの子が一瞬にして持ち去って行った上にあんな酷い文章を入れた、という事実に感情的になりそうになった。
それを抑えて抑えて、原さんにも気が付かれない様にしながら、最後は店を出た。
それ以来、私はclanにも由利にも行かなくなり、成ちゃんにも連絡せず、時々かかってくる成ちゃんからの電話にも、一切出なくなった。
そしてそのたまにかかってきていた電話も、全く鳴らなくなった。
①彼氏が出来たと報告しよう。報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない
└自分が相手を好きだという認識があるのに、その相手に他の異性の話しをする事は、十中八九“試し行動”です。
報告したら吹っ切れる何かがあるかもしれない、と麻衣は言っていますが、その“何か”で潜在的に期待している事は、その事実に成ちゃんが嫉妬し、自分に気持ちを向けてくれるという結末です。
試し行動をして良い結果がついてくる事は、恋人同士の関係性で相手が試し行動に寛容である場合などでない限り、概ね失敗します。
大変リスクが高い行為なので、この様な事が頭に浮かんだ際は打ち消す事が出来る事が理想です。
②本当は私を面倒で、一緒にいたくないと、友達としてさえ思ってくれてなかったんだ
└この様に（麻衣から見ると）酷い事をされた場合、上記の様に考えてしまうのはおかしな事ではありません。
しかし、君嶋は本当に麻衣を面倒で嫌な存在だと思っていたでしょうか？
答えは、『No』です。
本当に嫌で面倒な存在だった場合は、深夜に車で送って行く事も、定期的に連絡をしてくる事も、ましてや深夜にドライブに誘う事もありえません。
特に男性の価値観の中には“いかに多くの女性にモテているか”が一定のステータスを示す部分がある人が多いのが事実です。（もちろん全員ではありません。）
なので、君嶋は麻衣に好かれている事をまんざらでもなかったし、かわいい妹の様な存在を側に置いておきたかったと思います。
その一方で、智花という女性が現れ、君嶋は智花に好意を持ってしまいます。すると、“俺はモテている”という事を間接的に自慢し、相手の興味をひこうと思ったと考えられます。“麻衣にしつこく迫られている”事を智花に伝える事で、自分の価値を高めようと思ったという事です。
この様な事をする男性は実は多いのですが（モテ自慢の他にも年収自慢や権力自慢など）、自分の言動を言語化出来る人は多く無いので、『自慢する事で自分の価値を高め、相手に好意を持ってもらう』という事を明確に考えながらやる人はあまりいないでしょう。
そこが、難しいところです。
