明日、心が晴れますように

明日、心が晴れますように

心理や恋愛に関する事を書いていきます、お役に立てたら嬉しいです。

常に相手と連絡が取れていないと不安になる人へ-前編-

f:id:megumi_sato:20200705184439j:plain

 

恋愛をしている時に、“常に相手と繋がっていたい”と思う人は一定数いらっしゃると思います。
しかし、本来人は人=個人は個人で人生を過ごしているので、常に繋がっていたいという不安な思いも度を超えると相手の負担になってしまう事があります。

今回は、そんな不安になりやすい方向けに

・自分は不安になりやすいタイプなのか?
・何故不安になりやすいのか?
・どうすれば不安になりにくくなるのか?
・お相手は何故あなたを不安にさせるのか?

この4つのテーマに沿って前後編2回に分けて書いていこうと思います。

 

①不安になり易いかチェック

 

ご自分でもある程度「不安になりやすいな。」「いつも心配しているな。」という自覚はある程度あると思いますが、改めてチェックしてみましょう。

☐お相手からの返信が遅いと不安になったりイライラしたりする。
☐お相手が何をしているか分からない時間帯は疑う。
☐スケジュールは共有したい。
☐お相手が話す言葉、LINEやメールでの言葉の意味を深く考えてしまう。
☐お相手の事を妄想すると辛くなったりイライラしたりする。
☐会っている時にお相手の口数が少なかったら自分に非があると思う。
☐基本的にネガティブ思考だ。
☐お相手が思った通りに行動してくれないと怒りを感じる。
☐自分は悪くないと考えがちである。
☐お相手の変化にすぐ気が付く。
☐お相手の同性の友達にも嫉妬する。
☐恋愛をするとお相手の事しか考えられなくなると思っている。
☐寂しい気持ちになると他の人で気を紛らわせようとする。
☐お相手をLINEブロック、メール拒否、着信拒否などしたことがある。
☐お相手を凄く好きな日と、全く好きではないと思う日がある。
☐新しい恋愛対象が出来るとすぐ前のお相手を忘れる。
☐いちゃいちゃする事が好き。
☐セックスで愛情を確認したいと考えている。
☐例えばお相手が他の異性と歩いているのを見た場合、その異性との関係性などを確認せずにお相手に冷たい態度を取る。または、怒って連絡をする。
☐白黒はっきりしたい。

上記全20問です。
もっとたくさんチェック項目はあるのですが、今回は簡易的です。

さて、いくつ☑が入ったでしょうか?

20個
└深刻な状況です。ご自身だけが要因ではないと考えられますが、特に身体や日常生活に支障が出てしまっている場合などは、精神科医への相談をお勧めします。その上でカウンセリングを同時並行する事をお勧めします。

15個~19個
└かなり不安になりやすい方で、感情的にもなりやすいと推測します。
 もし安定した恋愛関係を築きたいのであれば、場合によって努力が必要です。

7個~14個
└不安になりやすい方だとは思います。
 ただし、周りの人の対応や、お相手の愛情表現によっては安定した恋愛関係を継続出来る可能性があります。

4個~6個
└多少不安になる事もあると思いますが、お相手への伝え方によっては許されるかわいい範囲の可能性が高いです。

3個以下
└安定しているか、不安を抱える方と真逆の性質を持っている可能性があります。
 安定している場合は人間関係も恋愛関係も継続しやすいでしょう。
 不安の方と真逆の性質を持っている場合は、その度合いによってカウンセリングの必要性が変わってきます。

②何故不安になり易いのか?

 

②-1:愛着不安型スタイル

└親密な相手に過剰な愛情を求めるタイプ

 

愛着
なれ親しんだものに深く心が引かれること。

引用…goo 国語辞書

 

愛着は必ず誰しもが持っているものです。
そして、愛着には“タイプ”というものがあって、
そのうちの1つに“不安型愛着”というものがあります。

つまり、なれ親しんだものに深く心が引かれるという心理が“不安”をベースに成り立っているというものです。

まだまだ研究途中の段階だと言われている愛着ですが、
それでも、愛着のタイプが形成されるのが生まれてから~1歳半までだという事が分かっています。
それはオキシトシンアルギニン・バソプレシンと呼ばれるホルモンの働きが関係していると言われています。

不安型愛着スタイルという風に“スタイル”をつけてお話しするのは、不安型愛着をお持ちの方の中には、軽度な方から“愛着障害”と呼ばれてしまう様な重度な方までいらっしゃるからで、おしなべて不安型の傾向をお持ちの方を“不安型愛着スタイル”と定義しているからです。

誕生~1歳半までの間、人間は言葉で要求を伝えられません。
伝える事が出来たとしても明確ではない年齢です。
その様な年齢の時に人間は要求を、泣いたり暴れたり、言葉以外の事で要求します。
その時に、要求にきちんと応えられていると愛着が安定しやすく、そうでない場合は愛着が不安定になりやすくなります。

不安型愛着スタイルの方は、 主に母親からムラのある接し方をされていた方が多いです。
何かを要求して泣いている時に、母親が気分によっては対応し、気分によっては放っておく…これを繰り返すと、相手の顔色を見る人間になっていくため、不安型愛着スタイルになりやすいと言われているのです。
加えて、その様に接した乳幼児は親から適切な対応を受けられなかった場合、いざ親が手を差し伸べた時に反発し、怒りの表現をする事も分かっています。

不安型愛着スタイルをお持ちの方は、とにかく批判否定に過剰反応する事が分かっています。
そして、過度に「良い子」か「悪い子」の二極で判断するようになるため、自分が完璧に「良い子」でないといけないと思っており、その「良い子」の状態が否定されたり批判されたりしてしまうと、過剰反応し=感情的に怒ってしまい、全力で「悪い子」の対応をしようとしてしまうのです。

これは大人になってからも大きく変わらないので、こういった特徴が影響して恋愛関係が安定して継続出来なかったり、職場での人間関係が崩れやすくなっていく事もあるのです。

余談ですが、私がココナラで出品している『プロの資格有:手も足も出ない恋愛導きます  寄り添うだけで終わらせません。悩みを解決したい方向け。』というサービスは、問題を解決するために必要な事をお伝えするため、時にはご相談者様のお考えや言動を改善していく=“否定”する事があります。(強い言い方はもちろんしませんが…。)
その為、場合によってはご相談者様が怒ってしまう事もあるので、時間の事も考えて伝え方を悩ましく思う事が多いです。

 **********************************************************************************

②-2:恋愛依存症

└お相手ではなく、恋愛に執着してしまう依存症

愛着不安とは違い、もう少し成長してからの過程が要因となりやすいのが、恋愛依存症です。
これも大きくは家庭環境、やはり母親との関係性が影響する事が多く、幼い頃に親に甘える事が出来なかったり、厳しく否定されながらしつけられていたり、母親から父親の悪口を聞かされるなどするとなりやすくなります。

恋愛相手を『自分を受け入れてくれる唯一の人』と思いこむ様になるため、多くの場合はお相手その人よりも、その恋愛(受け入れてもらっていると思ったその状態)を続けることに執着するのです。
そして、お相手にこれまで親からしてもらえなかった事の全てを過剰にぶつけてしまう、という特徴があります。

最初はお相手も恋愛感情が高まっているので問題ないのですが、お相手の感情が落ち着いてくると、過去のお相手と比較して『以前はこうしてくれたのに』『もっと私を受け入れて欲しい!』と過剰な要求をする様になってしまうため、お相手が段々それに嫌気がさして最終的に離れていくという事も少なくないのです。

恋愛依存症になってしまう方は愛着でも不安型スタイルをお持ちの方が多いので、重なり合う特徴も多いです。

友人との予定を後回しにして相手との予定を優先する、予定が無いのにお相手からの誘いを待ってしまってスケジュールを入れられない、なんて事は良くある話しです。
お相手の好みのタイプに自分を寄せていく事もあり、生活の全てがお相手中心となるため、時には仕事に支障が出る事もあります。

根本的に自分に否定的であり、自己肯定感が低いことが要因で自分を認めてくれた相手に執着するのですが、そもそも自己肯定感が低い事はご自分の責任ではなく否定されるなどして育った養育環境が理由なので、後編で書く“どうすれば不安になりにくくなるか”を実践して健康的な恋愛を継続して欲しいと感じています。

③前編まとめ

 

さて、今回は『常に相手と連絡が取れていないと不安になる人へ-前編-』として、不安になり易いかチェックとその要因について書きました。

次回は後編として、この続きである

・どうすれば不安になりにくくなるのか?
・お相手は何故あなたを不安にさせるのか?

この2点についてしっかり書いていこうと思います。

具体的な不安払拭方法と、不安になりにくいお相手選びについても書きますし、もし現在お相手がいて不安になってしまっている場合お相手はどの様なタイプなのか?などを書く予定です。

皆さんの恋愛が良くなることを祈っています。

明日、心が晴れますように♪

profile.coconala.com