明日、心が晴れますように

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心理や恋愛に関する事を書いていきます、お役に立てたら嬉しいです。

【愛着スタイル別】難しい恋愛/失恋の乗り越え方-後編-

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前回、『【愛着スタイル別】難しい恋愛/失恋の乗り越え方-前編-』として書かせて頂いた内容の後編です。

 

megumi-sato.hatenablog.com

 

愛着とは何か、また、自分の愛着がどのスタイルなのかの確認方法などは前編ならびに過去のブログ(いつも一緒にいたい彼女とたまにしか会いたくない彼氏-前編https://megumi-sato.hatenablog.com/entry/20200802/1596362400)に書いておりますのでそちらでご確認頂くとして、本日は前編では登場しなかった愛着スタイルの方の“恋愛における難しい局面の乗り越え方”について書いていこうと思います。
※前編では主に不安型愛着スタイルの人について書いております。

 

 

①回避型愛着スタイル

回避型愛着スタイル①-1:恋愛が長続きしないのは何故なのか

└理想主義で傷つく事を避ける、自立を重視する思考である事を理解する

回避型愛着スタイルの人の事も、過去のブログで少し触れています。
『いつも一緒にいたい彼女とたまにしか会いたくない彼氏-後編- 』

 

megumi-sato.hatenablog.com

 

ここには、“自由を尊重したい人々”と表現してあり、“傷つく前に傷つく可能性のあるものから“回避”しようとする”、とあります。

これをもう少し詳しく書くと、実は回避型愛着スタイルの人にも“傷つく前に傷つく可能性のあるものから“回避”しようとする”以外の人がある一定数いらっしゃいます。
それは、“人との精神的/肉体的距離が近づく事が本当に嫌で、面倒だと思う人”です。

多くの回避型愛着スタイルの人は前者ですが、後者の方も一定数いる事をご留意ください。
後者の方は、前者の回避型愛着スタイルの人以上に共感力が低く、極端な言い方をするとサイコパシー度が高い人が多いです。(サイコパシー度が高い事はサイコパスである事とイコールではありません。)

さて、そんな回避型愛着スタイルの人の恋愛が長続きしない理由、を説明していきましょう。
※数年単位の長い恋愛をする回避型愛着スタイルの人もいらっしゃいますが、多くの回避型愛着スタイルの人の恋愛は1ヶ月~3ヶ月程度です。

・運命の相手を求める
・恋愛相手を理想化する
・自立主義である
・相手の行動やサインを読み間違えやすい
・相手にネガティブな印象を持ちやすい

上記が回避型愛着スタイルの人の恋愛が長く続かない主な要因です。

・運命の相手を求める
・恋愛相手を理想化する

この2つは概ね繋がっているので一緒にご説明します。
回避型愛着スタイルの人は、“運命の人”を想像しながら生きている事が多いです。そしてその運命の人のディテールがそこそこ細かい事も特徴です。
その為、誰かと付き合い始めても、少しでも“運命の人”と違っていると感じた場合はどんどん恋愛感情が冷めていく傾向があるのです。
そして、仮に初期の段階で“運命の人”だと思う相手に出会えた場合は、かなり積極的なアプローチで相手に好意を伝えます。
そしてその相手自身をどんどん理想化していき、そして結局また“運命の人”と違ったと思っては恋愛感情が冷めていってしまうのです。
なので、まずは“理想像”に縛られた考え方を取っ払う必要があります。
大抵の場合、運命の人そのもの、と出会えるケースはありえないのです。

・自立主義である
以前のブログにも書いた様に、回避型愛着スタイルの人は自由、自立を求めます。そしてその価値観を他人にも当てはめる傾向があります。
そのため、例えば不安型愛着スタイルの人に嫌な事があった時、回避型愛着スタイルの人に愚痴や相談をすると、その行為自体を良くない事だと認知しやすいです。
そして、自分が相手に頼る事や相手に相談する事も一切しません。
これは恋愛相手を不安にさせる要素の1つであり、相手との関係が深まらない要因です。そして、強い自立心は時に相手へのプレッシャーにすらなるのです。 自分の自由(自分の時間)が必要だから相手の相談に乗りたくない、と考えてしまうと相手は不安になってより一層関係が悪化し、その対応に時間を割く必要が出て来ます。そうならないため、時には相手の話しに耳を傾け、力になってあげようとする事で、自分の時間が実際には確保しやすくなる事を理解しましょう。

・相手の行動やサインを読み間違えやすい
回避型愛着スタイルの人は相手の行動やサインを読み間違えやすいという事が研究の結果分かっています。
例えば、Aさんの恋人Bくん(回避型愛着スタイル)に、敢えてAさんの目の前で複数の女性の写真を見せ、どの女性が自分のタイプなのかを選定してもらいました。 その後、個別にインタビューを行った結果、Aさんは「凄く嫌な気持ちだった。」と答えたのに対し、Bくんは「Aさんは僕に無関心だった。」と回答しています。
この様に、回避型愛着スタイルの人は相手の言動やサインを読み間違えやすい上に、ネガティブな読み間違えをしやすいのです。
その事を頭に入れつつ、自分が相手に対して感じたサインや感情を思い込むことはせず、少しずつでも良いので相手に確認する様にしましょう。

・相手にネガティブな印象を持ちやすい
上記「相手の行動やサインを読み間違えやすい」にも書きましたが、回避型愛着スタイルの人は相手の言動にネガティブな印象を大変持ちやすいです。
批判的という事です。
相手が自分にしてくれた数々の感謝を忘れ、ネガティブな部分にだけ意識が向きやすいので、嫌な気持ちが続いている時は、相手が自分にしてくれたことを考える様にしましょう。
事前にそういうリストを作成しておく事も、良い方法です。

 

回避型愛着スタイルの人①-2:そもそも恋愛がうまくいくにはどうすれば良いか

└安定型愛着スタイルの人を探しましょう

不安型愛着スタイルの人の解決方法と全く同様になってしまってすみません。
しかし、2020年現在、愛着スタイルの問題解決方法で分かっている事は元をたどると全てここに辿り着くのです。

不安型愛着スタイルの人は、不安型愛着スタイルの人同士でも比較的うまくいくという話しをしましたが、回避型愛着スタイルの人がうまくいきやすいのは安定型愛着スタイルの人のみです。

回避型愛着スタイルの人同士はお互いに回避行動を取り合うので、自然消滅しやすいです。
そして不安型愛着スタイルの人と一緒にいると回避型愛着スタイルの人の回避行動は強くなりやすいと言われています。(詳しくは過去のブログをご覧ください。)

安定型愛着スタイルの人と一緒にいる事で、回避行動が減り、ケースによっては回避型愛着スタイルの人のが安定型愛着スタイルに変わったという事例もあります。
安定型愛着スタイルの人は、回避型愛着スタイルの人が回避行動を取っても、取り乱したり、追い詰めたり、感情的に攻撃する事はありません。
そして愛情がある以上は、長い時間をかけて回避型愛着スタイルの人を理解しようとします。
運命の人を探そうとせず、安定型愛着スタイルの人を探せるようになれば、恋愛は長続きすると思われます。

 

②安定型愛着スタイル

└自分は愛されるべき人間だと理解している、良い意味で鈍感な人

安定型愛着スタイルの人は、これまでの記事内容をご覧頂いても分かるように、多くの不安定型愛着スタイルの人の救世主となりうる存在です。

しかし、実際には安定型愛着スタイルの人は安定型愛着スタイルの人と長くお付き合いし、そのまま順調に結婚するケースが大変多いため、過去のブログにも書きましたが、恋愛市場では人数が少ないタイプなのです。

安定型愛着スタイルの人は、うまくいかない恋愛は、暫く頑張った後でずるずる先延ばしせず終わりをしっかり決断する事が多いです。
それは、その恋愛を終わらせても自分は他の人に出会い、愛される事が出来る自信があるからです。
その為、『難しい恋愛/失恋の乗り越え方』も、ご自分で理解している事が多いです。

そんな安定型愛着スタイルの人が普段“普通”に行っている恋人やパートナーとの付き合い方の特徴は以下です。

・平和主義である
・柔軟な考え方をする
・素直である
・駆け引きはしない
・自然と親密になる事が出来る
・寛容でいる
・愛情のあるセックスをする
・相手へ敬意を払う
・自信がある
・責任感がある

そして、安定型愛着スタイルの人は安定型愛着スタイルの人と付き合いやすいという事をお伝えしましたが、安定型愛着スタイルの人が相手を選ぶ時に自然と行っていると言われているのは下記の内容なので、不安定型愛着スタイルの人は安定型愛着スタイルの人を選びたいと思った時には参考にしてみましょう。
ちなみに、安定型愛着スタイルの人は見た目だけでは分かりません。

・相手が駆け引きしていると感じたら、その相手には深入りしない
・自分の恋愛相手はたくさんいると自信を持つ
・相手の言動を自分のせいだとは思わない
・相手の言動はその相手を示す指標だと考える

もちろん、安定型愛着スタイルの人の相手が不安定型愛着スタイルの人という事も大いにあります。
その多くの場合、安定型愛着スタイルの人は不安定型愛着スタイルの人への接し方を本能的に心得ている事が多いとも言われており、相手が不安になったり、回避行動を取りたくなる前に、その心境にさせ難いという事も分かっています。
その為、不安定型愛着スタイルの人の心が安定し、時にはそのまま安定型愛着スタイルの人に変化する事もありえるのです。

 

③まとめ

さて、今回も前後編で各愛着スタイル毎の特徴に合わせたポイントを書いて参りました。

不安型愛着スタイルの人も回避型愛着スタイルの人も、毎回似た様な恋愛で自分が苦しいと思っている様であれば、次の恋愛では視点を変えて見る事をお勧めします。

この中に、“恐れ・回避型愛着スタイル”の人が登場しませんが、恐れ・回避型愛着スタイルに関しては非常に対応が難しく、その特徴的に恐れ・回避型愛着スタイルを持っているご本人がこのブログに行きつく可能性が極めて低いため、どちらかというと恐れ・回避型愛着スタイルをお持ちの人のお相手様がここに辿り着く事の方が多いと推察致します。(回避型愛着スタイルも本当はそう)

恐れ・回避型愛着スタイルの人の最も大きな特徴は
・天邪鬼
・試し行動
・繊細

この3つです。

この3つに当てはまるお相手に振り回されてしまっている方は、直接ご相談にいらしてください。恐らくその方が早いと思われます。

恐れ・回避型愛着スタイルの相手でなくとも、相手が不安定型愛着スタイルの人だな、と感じた方は、必要であればいつでもご相談ください。お待ちしております♪
(本気で何とかしたい方のみ、承ります。)

それでは、明日、心が晴れますように♪

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