明日、心が晴れますように

明日、心が晴れますように

心理や恋愛に関する事を書いていきます、お役に立てたら嬉しいです。

まとめ:第三章【痛み】

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登場人物

主人公:渡瀬麻衣(18)元気で明るく、夢を持つ女の子
バイト先の先輩:君嶋成(22)麻衣が一目惚れした先輩、癖のある性格

高校の友人:高橋正子(18)しっかり者で麻衣と由美のお姉さんの様な存在
高校の友人:尾幡由美(18)麻衣と由美の親友、テンション高め、元気過ぎてたまに暴走する

バイト先の先輩:木田香織(26)麻衣のバイト先の古参スタッフ、店長役
バイト先の先輩:米倉美樹(28)麻衣のバイト先での親友、男女問わず好かれる人気者
バイト先の先輩:大森浩平(21)麻衣のバイト先の先輩、麻衣と仲良し
バイト先の先輩:林順一郎(22)麻衣のバイト先でのトレーナー、皆から頼られていて影でのあだ名が“父”
clan清掃員:山田光子(58):5年働いている情報通の明るいおばちゃん

オーナー:近藤洋治(51):ダンディでお洒落な人、10年前に脱サラ開業
メインシェフ:高杉満(55):オーナーの古くからの友人

恋愛心理解説まとめ

◆少し、説得してみる。

└誰かに何かを理解してもらいたい時、“説得”というのは本当の意味での解決には直結しない事が多いです。
特に、恋愛が絡む時は説得したい相手も自分自身も何らかの強い感情を持っている事が多いため、事実がどうであれ、正しい理解がどうであれ、説得は友好的な手段ではありません。

この様な場合は、一度“強い感情”が治まるのを待ち、その上で相手に理解を示しつつ話し合いをする様にしましょう。

※とはいえ、今回麻衣の行った内容は話し合いで何とかなる問題では無いんですけどね。

◆自分でもぐるぐる同じ事を伝えているのが分かっていた

└同じ事を何度もしつこく伝えてくる人は、どういう心理なのでしょうか?

それはシンプルに、“自分の要望通りになっていないから”、です。

何度か言えば押しに負けて要望を聞いてくれる人も中にはいるかもしれませんが、相手に悪印象を与える可能性も高いので、思った通りにならなくても何度も同じことを伝えるのは避けましょう。

◆人生初のピアスを開けた

└ピアスを開けるタイミングも様々あると思いますが、その1つが失恋してしまった時です。

これは、失恋の痛みをピアスを開ける痛みで誤魔化す事や、ピアスを開けた事で新しい自分になれる事を期待しての行為なのですが、心の痛みを代用するという意味では自傷行為に似ているので、精神的ストレスにあまり強くない方がやってしまいがちな行為です。

今日のストーリーの流れでピアスを開けた麻衣は、多少心が晴れたのでしょうか?

◆あんなに優しくて、面白くて、かわいくて、頼れる人、今後私の人生に現れるんだろうか?

└恋愛に夢中になっている時は相手の事ばかり考えるため、その相手以上の人はこの世にいない、と思い込みます。

とくに愛着が不安型スタイルの人はそう考えやすいです。
↓詳しくは下記ブログをご覧ください↓

megumi-sato.hatenablog.com

その為、相手に夢中になっている時には全く他の人が目に入りませんし、例えそのタイミングで他の人に出会ったとしても、全く興味を示しませんし、場合によっては夢中な相手とその人を比較したりするでしょう。

これは不安型愛着スタイルの人の恋愛傾向の中でも分かり易い特徴です。
相思相愛の場合は大変嬉しい事なのですが、うまくいっていない時は本人も人一倍苦しいので、こういう時の発散方法を自分で知っておくと良いですね。

人とたくさん話すとか、大声で歌うとか、仕事に没頭するとか、自分に合った分散スタイルを知っておくのは大事です。

◆人って告白された事によって相手を気にする様になるって言うし

└全然好きじゃなかったのに、告白された事によって相手を意識し始めて、結局好きになってしまった、という話しは良く聞きます。

これは、告白をされた事によって相手が自分を好きだと意識する事により、「そうか、あの人は私を異性として見ていたのか。」と考え出し、実感し、自分も相手を異性として考え始めるから起こる事です。

つまり、自分の中でパラダイムシフト(意識改革、常識の変化)が起こったという事なのです。
つまり、告白されたから意識して好きになってしまうという現象は、上記の理由から、1度でも相手を異性として考えた事がある人には起こりにくい感情と言えるでしょう。

◆タバコ好きじゃないんだけど、成ちゃんがタバコを吸う仕草は好きだった。 

└男性でも女性でも、普段なら好きじゃない事や許せない事でも、相手を好きだと許せてしまい、更には好きな仕草にすらなってしまうという事は良くある話しですよね。

2020年の今でこそタバコを吸う人の数が圧倒的に減っていますが、一昔前だと女性が男性のタバコを吸う仕草に惚れ惚れしてしまうというのは、あるあるに近かったと思います。

・タバコを吸うという事が大人っぽく感じる
・タバコを吸う時に手が強調されるので、手が好きな人にはぐっときやすい
(手が好きな女性が多い事は、『告白:7』で解説しています。)
・火をつけるときに目を細める仕草が好きな人が多い

他にも、たばこの仕草にキュンとした女性たちの話しはコチラから確認出来ます。

◆『俺一度もタバコ変えた事無いよ』と言ってセブンスターを吸い続ける成ちゃん

└自分の身の回りに常にあるものを、コロコロ取り替えない人は誠実で気が多くない人であると言われています。

スマホケース、財布、キーケース、たばこ、香水、などなど

特定のブランドを使い続けている人や、簡単に新しいものに変えない人は優柔不断さや気の多さが見受けられないので、多少(多少)安心しても良いと言えるでしょう。

◆成ちゃんに電話をかけた。

└心がザワつく事があった時に、すぐに行動に出てしまうというのは分かる人には分かる話しかと思います。

これは、そのザワついている心理をなるべく早く治したい、安心したい、という焦りの気持ちから、感情が高ぶってやってしまう事なんですね。

ただし、この様な場合何も考えずに動くと、大抵良い結果は待っていません。

感情的になってしまっていると、どうしても相手の事を思いやるという事がし難くなります。その時に自分がしようとしている行動が、【相手から見て】問題が無い行動なのか、出来るだけ考えられる様にしましょう。

◆それが気になって、気になって、気になって…。

└意中の人や恋人に、他の人がいるかもしれない、と勘づく時、女性が気にするものの1つは、車内や部屋の中に今までと違うものを見つけた時です。

しょっちゅう新しいものが家にあって、頻繁に模様替えをする様なタイプの人は少し違いますが、普段から全く車の中や部屋の中のものに無頓着で、新しくしたり変更したりする事が滅多に無い場合は一瞬で女性はそれを気にします。

だからといって、必ずしも新しいものが他の人との関係を現すものとは限らないので、女性はそういうものを見つけた時にも、証拠などが無い限りはいきなり怒ったり問い詰めたりする事はやめましょう。

◆勝手に成ちゃんは今日のドライブを楽しみにしているんだ、と思い込んでしまった。

└人の感情に敏感で、周りの人の顔色を窺いやすい人は、勝手に思い込みで相手の感情を決めつけてしまう事があります。

しかも、人は自分が一度思い込んだ様に決めつけ、先入観で考える『確証バイアス』というものが働きやすいため、より一層その気持ちは強くなりやすいものです。

根拠が無い事は、可能性の1つである、ぐらいに思える様になるのが良いですね。

◆マジでしつこいよ。怒るよ?

└恋愛において、相手が自分の思い通りに動いてくれなかった時、感情的に相手にしつこく迫ってしまうという事は男女問わず良く起こる事です。

これをやって、その後思い通りにいった人はこの世にいるのでしょうか?
と思うほど、これをやってうまくいく可能性は極めて低いです。

恐らく皆さんもそうと分かっていながら感情的になってしまうのだとは思いますが、しつこくすると、今回の君嶋の様に相手を本気で怒らせてしまいますし、下手すると完全に嫌われてしまいます。

◆成ちゃんが何時に帰ってくるか分からないけど、帰ってきたら直接謝ろう。

└恋愛相手にしつこくしてしまい、相手が拒絶反応を示した時に、すぐに何とかしようと思って行動に出る事をお勧めしません。

すぐに電話をする、メールやLINEをする、会いに行くなんて最もダメです。

これは、相手に拒絶ほどの負の感情を起こさせてしまったら、その強い感情をまずは鎮めないといけないからです。
そして、大抵の場合鎮める事が出来るのは誰かの説得や説明ではなく、“時間”です。

今回たまたま君嶋は許してくれましたが、大抵の場合は失敗どころか余計関係性が悪化しますので、注意しましょう。

…では何故君嶋は麻衣を許したのか?
それは、君嶋が本質的には恋愛対象ではないだけで麻衣の事を人として好きだという事と、麻衣の行動が意表を突いていたため驚きが上回った事と、麻衣が謝りたいと思っている気持ちが伝わった事が重なった理由だと推測します。

◆助手席に座った感じでなんとなく言うのであれば

└いわゆる女の第六感、と言われるものの一種です。

と、言いますが、本当は“なんとなく”と思っている時にも必ずそう思う理由があります。
ただそれを本人が自覚していないか、言語化出来ていないだけと思った方が良いです。

座席シートの位置が“微妙に”違うとか、いつもと違う香りがするとか、クッションの座り心地が“なんか違う”とか、置いてあるものの位置が“少しだけ”違うとか、そういう、確実な事が言えないものの積み重ねが、第六感を刺激します。

男性(脳)では気が付きにくい部分が多いので、事前に男性がそれを隠しておくことは、大変難しいと考えられます。

◆ずっと成ちゃんと比べてしまっていた。

└失恋を乗り越えるために、他の恋愛をして忘れようとするのは、良くある話しです。

ですが、多くの人はそもそも、別の恋愛に前向きになれません。
そして、麻衣の様に他の人に出会っても、必ず今好きな人と比較してしまうのです。

これは愛着が不安定型の人(特に不安型愛着スタイル)に多い傾向ですが、好きになってしまうと一途に一直線なため、他の人の事を考えられなくなる上に、相手に振られていたとしても、罪悪感を感じてしまうのです。

そうなっても、偶然や努力などが重なって新しい恋愛相手に出会うか、時間が経った時に不安型愛着スタイルの人が取る行動によって、長い目で見た時には結果的に解決します。
これについては、近日中に本連載ではない記事で詳しく書く予定です。

◆成ちゃんが私をどうしたくて特別扱いしているのか、本当に分からない。

└自分を振った相手がいつまでも自分を特別扱いしていたら、そりゃあ勘違いしますよね。

恋愛感情を持っていないと言うのに特別扱いしてくる相手がいたらそれは

・恋愛関係の域を超えて人として尊敬している
人間性を好きだと思っている
・いいな、と思っているけど付き合うまでではない
・家族の様に思っている

などが考えられます。

ごく稀に

・自分にはもったいないと思う程相手に憧れてしまっている

というのもありますが、かなり希少でしょう。
人として好かれるのは嬉しいですが、自分が相手を恋愛対象として見ている場合は辛いですよね。